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頭を下げてから、数秒間沈黙が続きそして、
「そこまで言うなら仕方ない。許してあげよう」
「ほ、本当?」
どうやら俺の誠意が伝わったらしい。西條が許してくれた。
「ただし。条件付きだけど」
「!?」
な、なんだ? 条件って。金か? 金なのか?
「明日の振り替え休日、私のお出かけに付き合ってくれるなら、許す」
「オッケーです!」
なんだ、一緒に出かけるぐらいなら全然オッケーだよ。
良かった、無理難題を言われなくて。西條なら平然と言いそうで怖かったんだよね。性格がぶっ飛んでるからさ。
「なんか失礼な事を考えてないかい? 乃斗ピョンの考え次第では、違うお願いをしてもいいんだよ?」
「いえ!何も考えてません!」
西條の気が変わらないうちに、明日の打ち合わせをして・・・
※※※
今に至るという訳です。
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