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ちなみに西條との待ち合わせは11時に駅前集合。
だだいまの時刻11時10分。
うん。時間過ぎてるじゃん。
「おーい！乃斗ピョーン！！」
なんて思ってると、テンションの高い声が聞こえてきた。
「乃斗ピョンお待たせ。待ったかい？」
「10分ぐら「ぶっぶー！！乃斗ピョン減点1だよ！」
人の言葉を遮り、被せてくる西條。
休日でも西條は絶好調という事ですね、分かります。
「そういう時は『今来た所だよ』が正解なんだよ。乃斗ピョン」
「そ、そうなんだ」
「全く乃斗ピョンはデートのいろはが分かってないなぁ。何の為にわざと遅れてきたと思ってるんだい」
「ご、ごめん」
なんだかよく分からないけど、西條のとてつもない勢いに圧されてつい謝ってしまう。
でも待てよ？ なんか聞き逃したらいけない事が西條の言葉の中にあった気がするぞ。
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