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「なぁ西條。今さ、わざと遅れてきたって言わなかった?」
「そ、そんな事言ってないよ。言ってないったら言ってないよ」
あからさまに慌てだした西條。
「ほ、ほら!行くよ乃斗ピョン!時間が惜しいからね」
じーっと西條を見ていたら、西條に無理矢理手を引かれる。
「わ、わかった。わかったから手を離してくれ」
「あっ・・・乃斗ピョンが変な事を言うからいけないんだからね!」
顔を真っ赤にした西條が勢いよく手を離す。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ほら、なんか変な空気になっちゃったじゃん。
仕方ないな、打開してみますか。
「それでさ、今日は何処に行く予定なんだ?」
「う、うん。ちょっと買い物に付き合ってほしいんだよね」
「じゃあ早速行こっか」
ふぅ。なんとか変な空気が飛んでいってくれた。
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