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「なかなか過激な趣味をお持ちのようで」
「違うんだ。違うんだよ」
早姫姉の部屋にあったグッズを見てちょっと気になっただけなんだ。
でも西條にはそんな事言えないから言わないけど。
なんかどっと疲れたよ、マジでこのまま帰りたい。
「よーし!次は乃斗ピョンの買い物に行くよ」
「今日はもういいよ。帰ろうぜ」
「えぇ!? まだお昼過ぎだよ?」
「買い物はまた違う日に行くよ」
「ふーん。じゃあちょっと遊ぼうぜ」
コイツ俺の話を聞いてるのか?
いや、聞いてないな。だって西條だもん。
「ほらほら行くよ乃斗ピョン!」
抵抗する気力も無いし、おとなしく西條の後を着いていく。
次はどこに行くつもりなんだろ。
どうかこれ以上俺の精神が削られない場所である事を祈る。
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