†Prologue†

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何度も何度も 夢の中で君に出会う。 そして… これ以上ない位に 何度も何度も… 愛し合うんだ… 僕達は… 貪る様に愛し合った…はずだ。 なのに… 何時もその細い指先が捕まえられず、 僕の手は中をさ迷う。 ††† 嗚呼… 愛し君よ… 君を夢の中で最初に見たのは 一体何時から…何歳からなのか。 そして君を…夢の中だけではなく現実に愛し始めたのは。 何歳からなのだろう??? ††† 何時も夢の中で 僕は君を愛して、 君も僕を見つめているのに… 君を何時も見失ってしまう… 君を何時も永遠に失ってしまうんだ… ††† 何度も何度も 夢で出会う君に、 また僕は この人生で、この世界で、 巡り逢えるのかな??? 今度こそは 君を… 捕まえられる…??? 二度と… 君を離さない様に… その細い指先を… 二度と手放さない様に… †††
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