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音が変わる時
仕事が終わり
連絡が入る
迎えに行く…
それから
二人して歩いた
歩いて
歩いて
学生時代に通った道を
一緒に歩いた
歩いている間ずっと手を握りしめていた
離すのが怖くて…
ほんの少しの時間だったけれど
僕達は二人でいられた。
そんな思い出だけで充分だったはずなのに
僕は
選択を望んでしまった。
答えはわかっていたのに…。
━━━━━
僕は一人になった
君は一人ではなかった
ただそれだけの事
━━━━━
君への思いが
つきる事のないかけがえのない気持ちとして
とじてゆく
数年を過ぎても流れるメロディは変わる事なく
永遠のしらべとなった。
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