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ある日
部屋に行った時
窓にうつる
彼女の姿を見つけた
台所の小さな窓
その影は動く事なく
かたまっていた
ガスコンロの前に立つ
彼女の前には
湯気があがっていた
…
しばらく眺めていたが
ドアのチャイムを鳴らした
浩「何をしてたの?」
美「何もしてないよ」
浩「窓から見えた
じっとしてたね」
美「いつも
ボーっとしちゃうの」
浩「…そうなんだ」
彼女は…5つ年上
過去のつきあいや
色々な事で
心が病んでいたようだ
その時の僕はまだ
何も知らなかった
理解はある方だと思う
好きな人がどんな人でも
好きは好き
嫌いにはならない
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