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床まで星の光があって、星空の中に座っているみたいな錯角を起こす。
天井から壁、床の境目が曖昧になってまるで浮かんでいるようだ。
しばらくしてから、その光の源が机の上にあることに気付いた。
「どうだ?」
先生がちょっと誇らしげに言う。
「すごいです!」
「このプラネタリウムは俺が作ったんだ」
先生は言いながら私の前まで歩いてくる。
もちろん、気配と音と影でしか判断できないけど。
「俺もやっと目が慣れてきて見えるようになった」
あ、先生が目を閉じてろって言ったのは暗闇に目を慣らすためだったんだ。
なんかさっきドキドキしたのがバカみたいだよ。
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