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クーの部屋で彼女を待ち受けていたのは、仮装したブーンであった。
川 ゚ -゚)「お前が一番最初に狙われることは考慮していたが……」
( ^⑪^)「……」
川 ゚ -゚)「後輩であるお前が私を裏切るのか?」
( ^⑪^)「兄者さんの命令は三つ……鬼に協力すること・仮装すること・そして……語尾に“ブー”を付けること……」
川 ゚ -゚)「要求が三つ……?……そうか、確かに“一つ”とは言っていなかったな……奴め、たまには頭を使うのか」
( ^⑪^)「僕は今や兄者さんの犬……いや豚ですお……。クーさん、でも僕は……」
川 ゚ -゚)「いや、気にするな。これも奴の脳をハツカネズミレベルに考えていた私のせいだからな……。早く引き渡しに行けばいい」
( ;⑪;)「でも!ぼ、僕にはできませんお!こんな……こんな数で畳むような真似……!それに教官やジョルジュさんならともかくクーさん達が僕みたいな目に合うかもしれないなんて……!」
川 ゚ -゚)「(こいつ差別しやがる……)確かに私のような紅一点が下衆野郎に豚と同じ扱いをされるのは抵抗があるが……仕方ないさ」
( ^⑪^)「クーさん……(今間違いなく豚と呼ばれた……)」
川 ゚ -゚)「だから、私を逃がそうなんて考えるのは止せ(猪八戒の仮装がこんなに似合う奴が他にいるだろうか……)」
「茶番はそこまでだ」
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