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( ´_ゝ`)「…………」
そんなわいわいと和やかな広間で、兄者はひとり黙々とペンを動かしていた。
今年は最初から、ハロウィンやろうかって皆で言ってたんだよ。そう弟に教えられたとき、嬉しかった。
だから、いいのだ。
また一年かけて作り直した衣装が自分のとブーンの以外無駄になったって、「お前悪役だろwwww」とか言われてガッシボカッされたって、謎の必殺技を喰らわされたって、補導後も「あいつに無理矢理やらされたんです」とか謎の告発されてヒートに十字ひし固めを喰らって泣いたってそのまま囮にされて取り残されたって…………。
( ;_ゝ;)「あれ?なんか涙が……」
(;^ω^)「うえっ?!な、何故急に?!」
_
( ゚∀゚)「なんだよそんなにレッドになりたかったのかよお前」
( ;_ゝ;)「来年は俺が作った服着てね……」
_
( ゚∀゚)「普通にいやだ」
( ゚_ゝ゚)「な」
なんでだよおおおお!!
悲痛な叫び声と共に、騒がしい取っ組み合いが始まった。ハロウィン明けの死神達は、いつにも増して元気である。
最中に撮った例の慌ただしい写真は、広報に使われることはなかったが、今は社長のデスクに飾ってあるという。
それは魔王センターの、不思議なヒーロー達の写真だそうだ。
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