1*ツツモタセ

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俺は斉藤さんの熱が わずかに残る体を 冷ますように、 窓際の涼しさを味わいながら 今日も美しい涼介の姿を ひそかに見つめる。 ホストたちが事務所で どんな会話をしているか までは聞き取れないけど、 キャッキャッという 笑い声だけが、切れ切れに 俺の耳まで届く。 向かいのマンションから 視線でストーキング されてるとは知らずに、 涼介は隣の男と 「あっちむいてほい」 を始めた。 .
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