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「平気だって。」
呆れたような声が後ろからする。
(怖いものは怖いんだからしょうがないじゃないか!)
そんな風に心の中で叫ぶ。
ある程度勢いが止まっても歩くのは止めないで(じゃないとまた蹴られるだろうから)ふと後ろを見た。
「なに?」
「この道いつまで続くのかなぁ、と思いましては‥。」
「あっ、」
ぼずり、ずぼっ。
鈍い音がして俺の身体が下に落ちる感覚がした。
(俺、死ぬのかな?)
せめて、目を閉じる。
「――――ワープ!!」
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