藤枝さんチの灯くん
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「……馬鹿」 病人にも容赦ないな。 たった今、自らの手でアタシの熱を確認したはずなのに。 期待なんかしてなかったけどさ。 しかし困った。 寝たフリしたせいで、起きるタイミングを失ってしまった。 どうしたらいいかわからないから、このまま目を開けてしまおう。そう思った時、 「心配、かけるなよ……」 絞り出したような声に、胸がぎゅうっと締め付けられた。 「泣くなよ。タヌキ」 寝たフリはバレてた。
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