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当然だ。
だって涙が止まらない。
心配してくれたことが、こんなに嬉しい。
「あ゛がりぐーん」
「汚い。鼻かめ」
抱きつこうとしたら拒否された。
顔面にはティッシュ箱。
起き上がって素直に鼻をかんで一息つくと、グラリと視界が回る。
「おいっ」
「あったかい……」
倒れこんだ灯くんの胸はあったかくて心地いい。
「寝てろ」
ゆっくりベッドに寝かされて新しく絞ったタオルを乗せられた。
アタシは温もりから離れたくなくてまだ制服のままの灯くんの胸元を掴んだ。
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