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「あ……」
カフェから出て、少しだけブラブラ歩くことにした俺達。
ちょうどゲームセンターの前を通りかかった時、春海が立ち止まって小さな声を出した。
「どうした?」
彼女の視線の先を辿ればネコのぬいぐるみが積み上げられたUFOキャッチャー。
「欲しいの?」
あまりにも熱心に見つめているものだから、そう聞いてみれば頬をうっすら赤くして俯いた。
「こっ、子供みたいだって思ったでしょ!?」
「ははっ、思わないよ。ほら、行こう」
照れる春海がかわいくて、何でもしてあげたくなる。
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