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ロウガsaido
ロウガ「はぁ?何だ、此処。」
ある日、あまりにも腹が減ったからこっそりアナグラを抜け出してきた時の事だ。
俺は下手に他のゴッドイーターに見つからないようかなり遠くに遠出した。
そして、アナグラから何十キロも離れた場所にある崖――通称『アラガミの谷』に来たんだ。
―――アラガミの谷―――
時折、アラガミの雄叫びが聞こえてくることからその名が付いた。
周りの人間達は空耳だ幻聴だと言う奴が多いがアラガミの雄叫びが聞こえてくるのは事実だろう。
何故かって?
崖の下(谷)からアラガミの匂いがプンプンするからだよ。
だから俺は期待に胸を膨らませて谷に降りたんだ。
………が。
いざ降りてみたら、そこは小さな町だった。
住人は……
アラガミアラガミアラガミアラガミアラガミアラガミ……
そこはアラガミが住む街だった。
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