プロローグ

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「さああぁぁて莉緒[リオ]、お迎えにあがったぜww」 そう言って、あたしの猿ぐつわを外す。 「ぷは」 腕の縄も外されていく。 あー。 やっぱり猿ぐつわ邪魔だったな。 「ねえwwオレの活躍見たww?惚れたww?濡れたwww?莉緒ちゃんスプラーッシュwwwwwウゴボォwwww」 とりあえず、みぞおちを思い切り殴ってやった。 「とりあえず死ぬ?死んどく?」 「だが断るwwwwハバナァwwww」 足の縄も外されたので、スネを蹴ってやった。 「なんで助けてやったのに殴る蹴るwwwゆとりかwwwゆとり教育の影響なのかwwww」 「うるさいわね。暴言吐いたことは謝りなさい」 「ゴメーンネwwwwフベラァッ…すいません調子にのりましたごめんなさい」 一応はきちんと謝ったみたいだし、かかとを足の指の上から外してやる。 そうとうグリグリした。いいストレス発散だ。 「で」 いきなり顔を覗き込んでくる。 いい匂いのさらさらした黒髪。整った綺麗な顔立ち。 なんど見ても、落ち着かない。 「な、なによ」 慌てて目をそらす。 「お礼は?」 「う…あ、ありがとう…」 なんでこんなヤツに…顔が熱いんだろう…。 ソイツ――彰人[アキト]は、にっこり笑って言った。 「なら、おっぱい揉ま」 思い切り、ボコボコにしてやりました。 ◆ つ づ く ◆
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