プロローグと本編の間的な何か。

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春。 新学期が始まってしばらく経ち、すでに桜は青葉を纏っている。 入学してきた一年生はまだ初々しく、受験生となった三年生は心なしか大きく見える…… え?二年生? 新鮮味も、受験へのストレスとも無縁な自由人ですが何かwww? どうもwwわたすぅが二年二組の変態ですwwww 「おい赤城[アカギ]、聞いとるん?」 あ、怒られた。 赤城 彰人ですwwwwwよろしくw なんかね、今授業中みたいよ。知らんかったww 「サーセンwwなんて言いましたwwww?」 「は な し を、聞け!!」 おーう、こわいこわい。 「オマエ、全部解けたんやな?」 そう言って、その女教師――担任の安室[アムロ]先生は、含みのある笑みを浮かべると、オレの机の上からノートを取り上げた。
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