プロローグ

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「よう。おとなしく待っていたな。このクソアマ」 ガラリと目の前の扉が開き、何人かの人影。 ちらと見えた外は、すっかり暗くなっていた。 ――夕方から、ここにいたんだ、あたし。 思ったより時間が経っていないなと考える。 今日は10時から、見たいテレビがあるんだよな。 あぁ…今日の夜ご飯、すき焼きってお母さんが言ってたっけな。 …はぁ…帰れるのかな。 「ふふふ…ここには、もう人は来ない。もとはと言えば、お前が悪いんだ。大人しく俺らに、犯されるんだな……ふふ…ははははは!!!」 何コイツ。キモい。 汚物を見るような目で、その男を睨む。 ドゴッ。 「うっ!」 思わず声が出る。下腹部に激痛。思い切り蹴られたみたい。最低。 「オレにガンつけやがって…どこまでもオレをコケにしやがって!!お前ら!このクソ女の服を引きちぎれ!!」 その叫びを聞いて、わらわらと、汚い男達がよってくる。 あぁ… 犯されちゃうんだな、あたし。 諦めて、目を閉じた。
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