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「おまたせー」 お兄ちゃんが両手に皿を持って、テーブルに近寄ってきた。 「にいやん、このくろいのなにー?なにー?」 「あはは、真っ黒になっちゃったホットケーキだよ。ごめんな、次は上手に作るからね」 「まっくろまっくろー にがっ けどおいしーよー」 お兄ちゃんはまだそんなに料理がうまいわけではなかった。 だってこのとき、まだお兄ちゃんは7歳だったんだもの。
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