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風が吹く森の中で雨が一人の少年をうつ…
その少年は血まみれの身体で少女を抱え、一人呟く…
?「また…護れなかった…」
少年はそう呟き崩れ落ちた。その少年に近づく足音が一つ…
雨にうたれながら近づく足音は次第に姿を現した。それは一人の青年であった。
その青年は少年と少女をみて一言
?「間に合わなかったか…」
そう呟く。
そして青年はその二人を抱え上げ、去って行った…
少年の口元からは血が、瞳からは「暖かい」雨が降り続いていた…
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