第1幕~悪夢の開闢~

2/2
前へ
/419ページ
次へ
風が吹く森の中で雨が一人の少年をうつ… その少年は血まみれの身体で少女を抱え、一人呟く… ?「また…護れなかった…」 少年はそう呟き崩れ落ちた。その少年に近づく足音が一つ… 雨にうたれながら近づく足音は次第に姿を現した。それは一人の青年であった。 その青年は少年と少女をみて一言 ?「間に合わなかったか…」 そう呟く。 そして青年はその二人を抱え上げ、去って行った… 少年の口元からは血が、瞳からは「暖かい」雨が降り続いていた…
/419ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2554人が本棚に入れています
本棚に追加