0人が本棚に入れています
本棚に追加
確か小6の夏の事、体育の授業の時だった。
僕はその日、体調不良だったから木陰で一人見学をしていた。
「…みんないいなぁ…」
みんながキャッキャいいながらプールでenjoyしてて正直僕はプールの中にチゲ鍋の素でも入れてやろうかと思ったくらい羨ましかった。
プールでは彼女も遊んでいる。
「……チゲ鍋の素もってくればよかったぁぁぁ…」
僕がうなだれて俯いていると
「…どうしたの?」
と声が聞こえた。
上をみると彼女だった。
僕が体調不良で見学している事を言うと、
「そっかぁ…元気になって皆でプールで遊べるようになろうねっ!!」
と、また昔みたいな華やかな笑顔でニコッと笑ってくれた。
その時…恋に堕ちる音がした。
濡れた髪をかきあげる彼女をみた時はキレイだと思った。
ドキッとしたし。
でも
かきあげた時チラッと短く脇毛がみえた。
.
最初のコメントを投稿しよう!