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中学生になり、僕は少しずつ身長が伸びた。
でも、まだまだ彼女よりは小さい。
はやく大きくなりたい。
彼女を楽々お姫様抱っこ出来るようになりたいな。
だから、はやくはやく僕は大きくなりたい。
今は文化祭の準備。
放課後に彼女とみんなと数人残って準備していた。
でも、今教室に居るのは僕と彼女だけ。
他の人たちは機材を探しにいってて居ない。
告白するなら今が絶好のチャンスしかない。
でも僕にはそんな勇気ないものなぁ…
この草食男子がっ←
一生懸命作業している彼女の指はとても繊細で綺麗だ。
彼女のまわりには幻覚かな…?
花がみえる←
「あ、……くん、ガムテープとって」
「あ、うん。はいっ」
僕が慌てて彼女にガムテープを渡すと不意に手と手が触れた。
「////っごめんっ!!」
とっさに謝る僕。
彼女の手…温かかったなぁ…
「あ、うん。大丈夫かな(笑)」
彼女が柔らかく笑う。
わかいい、かわいい、やべぇっ(^p^)
これがリア充?
「あ、私ちょっと先生から絵の具貰ってくるね」
「あ、うんわかった」
そう言って彼女は出て行った。
すれ違った時の彼女からシャンプーのいい匂いがした。
下から鼻毛が数本【こんにちは】してたが。
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