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陽「俺は絶対ムリ。だから…ごめん」
小さく、小さく聞こえた『ごめん』
…仕方ない、今回はこれで許してあげようと思う
──…
陽「ねぇ~、咲良も一緒に見ようよ、DVD」
咲「嫌よ。虫嫌いだもの」
夏「よく言うぜ、冷静な顔して踏み殺すクセに」
ケッと鼻で笑う夏樹
隣にはさっきまで泣きそうだった陽介が、ウキウキした顔でDVDのケースを開いている
というか、今回の破局騒動の原因なのに、よく私誘って見ようと思ったわね
澪「仲直りできて嬉しそうだね、陽介」
パソコンのキーを叩きながらそう言う澪は、チラリと私に視線を移す
それに気付きながらも気付かないフリをしていると、澪はクスリと笑う
澪「ま、俺は残念だけど」
…小さく呟かれたその言葉にも気付かないフリをした
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