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私の今の見た目…
誰がどう見ても
明らかに風俗関係としか見えない…
AV女優と言ってもいいくらい。
車の中で何度ため息をついたんだろ…
落ち着かせる為にタバコを吸おうとした。
「…マジ?ヤバッ…タバコ切れだしー…」
またため息が出た。
サイレン山中に頼んで
コンビニに寄ってもらった。
が!
こんな格好で入れない。
それを察してくれたのか
サイレン山中が
「買ってこようか?」
そう言ってくれた。
あら☆
結構いい奴じゃん(・∀・)
出来てるじゃーん♪
ラッキーと思い
「3コよろしくっ」
と千円渡した。
今は千円で3コ買えなくなりましたが…。
そして
マックスアツシの待つホテルへ…
ホテルのドアをノックする。
ガチャッ
と鍵の開く音が聞こえ
私はテンション高めで中に入った。
マックスアツシは私を見て
「ヤバい可愛い…」
そう言った。
「こんな感じで良かった?」
私が聞くと
「マジ最高!メガネ超似合ってる」
と言って抱きしめられた。
似合いたくないんだけど…
そう思いながらも
「…ありがと☆でも何か初めてで…恥ずかしい…」
とマリアになりきって俯いた。
マリアのキャラはいくつかある。
会うお客様を見て
その人に合わせる。マックスアツシには
友達の様に接しながらも
甘えるキャラだった私。
「時間どうする~?」
私が聞くと
マックスアツシは
「マックス!」
と即答した。
へ?(・・;)
また?
マックスアツシ…
お金大丈夫かー?!
それでもリピーターをつける為に私は
「あっちゃんありがとっ」
そう言って私から抱きついた。
そしてお店に電話をして
時間を伝え
マックスアツシからお金をもらった。
この日も
マックスアツシとは何もなかった。
あった事と言えば
二人で写メを撮ってカラオケしたぐらい。
マックスアツシが何故
何もしないのに
私、マリアに
何万も使うのか不思議だった。
それでも何もせずにお金をもらえる事に
嬉しい気持ちでいっぱいだった。
マックスアツシは
見た目も悪くはない。
言葉数は少ないけれど
一緒にいて楽な客だった。
けれど
気になる人が出来ていた私。
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