凄い人

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凄い人

「何か飲む?」 そう言って冷蔵庫に向かった。 「いえ、私無料ドリンクのコーヒーで…」 そう言ってコーヒーを準備しようとしたが やり方が分からず散らかすだけの私に 「おもれぇ。…俺がしてやる」 笑いながらそう言って 「はいはい、自分はここ」 とソファーに座らされた。 私マリアだよね? 貴方がお客様だよね? 何か変じゃない? 逆じゃん! お湯が沸騰するまで お客様は私の隣に座って じーっと見てきた。 「え?何?何?何か変ですか?」 目をそらした私。 いきなり強く抱きしめられて 「可愛い」 と言われた。
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