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俺は馬鹿広い部屋で起きた。
家は数ある名家らしい……。
普通の家のリビングぐらいの大きさだ。
だから色々な物を置いても、俺一人では使い切れない広さだ。
「なんだ夢か。
なんだか現実になりそうだな…蹴りが…」
俺は先ほどまで見ていた夢を思い出した。見事なまでの跳び蹴りが俺の豊頬を……いや、やっぱり思い出したくない、現実になりそうだ。
俺は眠気を払い、洗面所に向かう為にベッドから体を脱出させる。部屋が大きくて不便なところは、移動が面倒なところだ。
俺は洗面所に行こうと、自分の部屋のドアを開ける。そして部屋の外に出た時だった……
変な気合いのこもった声、が聞こえた。
音がした自分の右の方を見た。
「どうりゃ~!!」
いきなり蹴りが飛んで来た
本当に来やがった~
キリア【げばぶぅ!!】
俺は、いきなりの蹴りに反応に対処できず…当たって宙を舞った……
家の、天井のまでのが高さがあり良かった。普通の一般的な家では、天井に頭をぶつけるぐらい飛んだからな。
そして地面に叩き付けられ……
「……痛ぇ……何するんだ!!ミキ!!」
俺は、蹴りが当たった腹を、擦りながら起きた。
俺は蹴って来たミキに言った!ミキ・ウィンドゥ
俺の幼馴染みである
緑の長い髪に宝石のような緑の瞳
まあかなり可愛い奴だった……
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