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王都への道のりは、心とは別に体は好調であった。
アクセサリーが強力すぎるのである。
村人達からもらった一式は、
口が裂けても言えないがちょっと邪魔というだけで重くもない。
(走る、か…)
ケータの心にあった一つの気持ち。
(野宿はまだ厳しい!)
王都を見据えると、ケータは走り出した。
さすがは、最強最悪のアクセサリー。
この速度で行けば、三日と言われていた道のりは、
夜には着くであろうスピードだ。
もし、パラメーターが見えるのであれば、
ケータのパラメーターはカンストに近い数字をしていることであろう。
レベル2か3の状態でだ。
ゲーム内では取ることに意味があって、
取った後のことは考えてないいんじゃないかぐらいのパラメーターアップ率だ。
とにかくケータは走った。
どれぐらい走っただろうか、
急にケータは立ちとまる。
(声が……)
森の中から、声が聞こえたような気がした。
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