プロローグ

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史上最悪の犯罪者が収容されているこの場所か手薄…何か理由があるのか? 「ちょっと人を探しててな!邪魔すんな!」 顎に手を当て、思いにふけっていた俺を取り残してモーナは駆ける。 一瞬で距離を詰め拳を叩き込み、有無を言わせず2人を壁に叩きつける。その隙にザニアが電撃で残る1人を片付けた。 俺は思った… 「俺…この任務にいらなくねぇ?」 まだ何もしてないしね。 「なんだなんだ?俺達がすぐ片付けちまうからいじけてるのか?」 「それはない。俺は戦いなんて好きじゃないんだ…俺は妹のために戦ってるんだから」 悪魔達の救済を受けた俺はコイツ等の指示に従うほかない。命令違反なんてしたら妹が危険にさらわれてしまう…
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