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「どういう意味ーーー」
バコーン!!
兵士の言葉を遮り、鳴り響いた爆発音。音源は透るか上階のようだ。
「な、何だ!?」
信じがたい出来事に慌てふためいてしまう兵士。対する囚人はまだ笑顔を崩していない。
「おい、この騒ぎを起こしてる奴等はきっとここまで来るぞ。この鎖を外せ…死にたくなかったらな」
緊急の事態は兵士の思考を鈍らせ、冷静な判断を奪っていく。
「し、しかし!それは…」
「おいおい…俺とお前は長い付き合いだろ?俺はお前を信じてるんだぜ?少しぐらい俺を信じてくれよ…」
兵士は悩んだ末、囚人の言うことは聞いてしまう。誰かに頼りたい…その気持ちが彼を動かしてしまった。
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