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今頃副長室で、渦中の歳三が散々質問攻めに遭っているだろう。
それから逃げられた事に、事情を知る烝はある意味総司へ感謝した。
「なぁ山崎さん、あいつこれからどうすんのかな。」
寝巻きに着替えて床へ着きながら、天井の一点を仰ぎ見る。
総司の瞳に映るものは木目でなく、心身へ傷を負って嘆く真生一人だ。
はっきりした結果の出ていない問いを、烝は沈黙で返す。
「俺、沢山あいつ困らせたけどさ、どっかで許してくれるのが分かって甘えてたんだよな。」
目の上に置かれた腕で表情は読めなくなったが、総司の自身へ確かめるような響きに耳を傾けた。
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