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それは別の問題だと突っぱねてしまえばそれまでだが、事実歳三の中にも彼に助けられた気持ちは存在している。
下手に問題を蒸し返して鈴木を処罰すると、この騒動を組中に説明しなければならない。
どちらが速やかに事を運べるかは考えるまでも無く、渋々ながら伊東に頷く形となった。
「真生にとっちゃそれが一番えぇと思います。
後は医者行くん止め続けたら、ずっとここにおれるっちゅう事や。」
烝の軽口に総司が吹き出しながら賛同し、二人は先程までの雰囲気を一変させる。
しかし限界まで鬱憤が溜まっていた歳三の逆鱗は、恫喝となり廊下まで響いた。
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