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布団の中へ逃げ込んだ総司は更に怒りをかい、普段大人しく寝ていない事まで責められる。
逃げ場の無い烝が用事を作り出て行こうとしたものの、それすら許さず二人まとめて八つ当たりと説教で暫く拘束した。
静まる気配の無い小言にげんなりしていたが、廊下で慌ただしく走る足音へ歳三の怒りは矛先を変える。
大きな音を立てた障子の前には、硬直した源三郎と彼に引き止められる真生が剣幕に驚き佇んだ。
「えっと、源さんは寝ておけって言うんですけど、じっとしてても落ち着かないんです。」
怒号が飛び出す寸前、小さな言い訳に歳三は開きかけた口をつぐむ。
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