2010/11

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11/26 <責任>  動画サイト、活用したことありますか?  YouTubeとか、ニコニコ動画とか。  利用者による生放送配信も可能な動画配信サイト、Ustreamで、事件が起きました。  24歳銀行員が、来週自殺しますと投稿。視聴者の静止もあったものの、一部のユーザが「早く実行しろ」とか「釣り」か、といったコメントがあったそうで。  原因はそれとは直接の因果関係は認められないものの……。  生放送にて、自殺に至ったそうです。  もしですが、そんな動画を目にしたらどうしますか? 警察に電話する、自殺を止めるよう説得する、他人事なので煽って愉しむ……。  対応はまさに人それぞれだったようで。  今更悔やんでも結果は変わりません。  しかし、ありとあらゆる行動には、責任が付きまといます。  昔、この責任という言葉を巡って、私はネット上で口論した事があります。  いやぁ、昔は若かった――それは置いといて。  法的責任はないかもしれませんが、自分自身も含めた心の中に責任が出るんです。道徳的責任とか論理的責任とか呼ぶらしいですけど。  冗談だと思って言った言葉で相手が自殺に至った、なんて居たたまれないじゃないですか。    「終る世界」というサイトがインターネットにありました。(現在もミラーサイトがあります)  真実かどうかはわからないのですが、自殺するまであと100日というカウントダウンから始まる日記です。    もう10年も前のコンテンツなので、敢えてネタバレしますが、最後の日、こう綴られているのです。 『それでは、行ってきます』  もし本当だとしたら、止めたかった。  真相はわかりませんが、冗談ならそれはそれで良かった。  止められなかった責任は、私にもあります。  その責任は、自分の心の、深い、深い所にあるんです。
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