お品がき

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「ほら!ここに入れ!!」   憲兵が乱暴にクラウドを突き飛ばす。     「え!?もうすかいらーくに到着したの?って、ひでぶっ」     冷たい金属製の床にクラウドは、顔面から着地し、一回転した後芋虫の様な形で静止した。       「星流しだよ!!馬鹿かお前!!どこの国の法律が処罰にすかいらーくのメニューなんか作らせるんだ!」   憲兵が捨て台詞を吐き捨て放り込んだ入り口を閉じる。     「くそぅ・・・めっちゃ高い料理に書き換えてやろうとしたのに・・・てか、ここどこだ?」       膝から下だけを残し、正座の姿で上半身を起こす。     辺りを見渡すと某作者のワンルーム程の広さの室内に、6、7人程の死んだ魚の様な目をした男達がじっと座っていた。     「なんだ?あっ、星に流されるからポッドの中かな。お宅ら罪人さん?ザマァwwwシルバー席ねぇのかよwww俺も座らせろwww隣失礼www」     1番端の座席にクラウドも腰掛ける。   「よっコルセット。」     すると同時にガコンと何かが外れた様な音がした。   どうやらポッドが動きだしたようだ。     クラウドが自分の尻の下にスイッチでもあったのか立ち上がり、探すがそんな訳ない。    
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