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「悪いな、いつも作ってもらってばっかで。」
「ほんとよ。たまには私のかわりに何か作ってくれない?」
「俺が料理苦手なの知ってるだろ?」
「大丈夫、ちゃんとわかってるわよ。」
そう言いながらナツミはレタスをちぎっていく。
二人の経緯は10年前にさかのぼる。
二人ともまだ7歳の時にこのエンド7に連れてこられた。
ユーセイはどこから来たのか覚えていないようだが、ナツミはサイド7の比較的お金持ちの住むコロニーから来たらしい。
二人はちょうど同じ日に入港し、家も隣どうしだったのですぐに仲良しになった。
それから10年が経ち、過去を忘れていまに至っている。
7歳からどうやって生きてきたのかはまた今度。
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