始まり

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宇宙世紀0158 場所…???? 「この生体はすばらしい。」 そう言って彼は拍手する。 「そうでしょう。それなりの額で養っていますからね。」 その言葉に拍手が止まる。 「だが、私が求める個体はこんなものではない。」 「…はい?」 「これでは、過去に愚者たちが行なってきたこととなにも変わらない。」 「しかし、これ以上の個体を作るのは不可能でございます。」「個体はこれでいい。だが育て方をいままでとは違う方法にしてくれ。」 「と言いますと?」 彼は窓の外を指差し…。 「こいつを外に放り出す。」
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