始まり

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博士は微笑しながら。 「外の世界に出すのは、さすがにまだ早いのでは?」 「現実に当て、理性を養うことで新たなニュータイプが生まれると思わんか?」 彼のこの言葉に、博士は笑わなかった。 「ニュータイプ…ですか。」 「何年も昔の言葉だ。だが私は人類の進化を信じている。」 博士は反論を諦めて、 「いますぐですか?」 「いや、明後日ぐらいでいいだろう。記憶は消しておけよ。」「わかりました。」 そう言うと彼は外に出ていく。「こんな子供が一人で生きていけるはずがない。残念ながら10日と持たんな。」 博士の目の前にあるカプセルの中には、7歳ほどの小さな子が横になっている。こんな小さな子が外の世界で生きていくのはほぼ不可能だ。 物語はここから始まる。 全てを無に帰す、物語が…。 機動戦士φガンダム (ゼロスラッシュ)
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