崩れた日常

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「ユウちゃん大丈夫?」 ナツミはユーセイに手を差し出すが。 「自分で立てるよ。」 ユーセイは立ち上がり一人で先に歩いていく。そのあとをナツミはついていく。 これはいつもの光景だ。 この街には高校が一つしかなく、授業料等が免除のため中学校を卒業した子供達は進学するのが普通であった。 ユーセイは中学の時に作業用プシーの操縦資格を取っており、コロニー建設の仕事に就くはずだったが、学校の先生やナツミの強い要望で進学することになった。 と言っても、ユーセイは全く進学を考えていなかったわけでは無い。
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