おふくろ そして親父

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おふくろ そして親父

来月11月17日は親父が亡くなって ちょうど一年が来ます その前にさ 去年の10月 ちょうどこの季節 自宅から秋の夜空に 大輪の花火が見えたんだよね 小さな頃は4キロ離れた港で 夏の真っ盛りに花火が打ち上げられて 小学入りたての俺は 姉の手に繋がれながら家族で4キロ離れた港まで花火を見に行きました あの時ね 『父さん 足疲れた…』甘えてさ 何も言わずに背中におんぶされて帰り道 俺は親父の背中で眠ってた 覚えてるかい? 親父 そしてさ バツ1になって実家に一年だけ帰った 10月 俺の同級生がさ 青年会議所の会長やってて花火をさ 俺の住む実家近くの川で4000発の花火が上がり ちょうど中秋の名月に等しい月明りと うち上がる大輪の花火とのコントラスト とても幻想的で 本当に 『美しい』花火 自宅から 見れたね そして去年 親父 あなたは 肺炎で入院… 見れなかったね それから少しして無事退院したから ほっとしてたんだ… でも…11月17日 帰らぬ人となりました 来月 帰るから この手紙 天国で読んでいて 下さい 愛された息子より 親父へimage=376260875.jpg
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