不思議な町

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真斗が帰宅する頃には辺りはもうすっかり暗くなっていた。 「さすがに寄り道しすぎたな。」 真斗はそう呟いてから玄関を開ける。 「ただいま~。腹減ったぁ!母さんメシっ!」 そう言って真斗はリビングにあるテーブルに腰掛ける。 「はぁ?あんた何言ってんの?!さっき食べたばっかりじゃない。」 …………は? 「いや……今帰ってきたんだけど。」 「冗談はいいから。早くお風呂に入りなさい!」 やっぱりだ。誰かが俺になりすましてるんだ。 真斗は自分の部屋へと足早に向かった。
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