不思議な町

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部屋のドアを開ける。 中はいつもと変わらない自分の部屋。 いや、一つだけ違う。 誰も座ってないはずの椅子。 しかし床には誰かが座っている影が浮かび上がっていた。 「マジかよ………」 真斗がそうつぶやくと影がこちらに気付いたようで、部屋の隅にある姿見の中へと消えていった。 真斗は部屋の中に入りドアを閉める。
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