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――我らの兄星に
危機が迫っていると使節来たる
彼らの作った鳥に乗り込み
幾人かの戦士を送り込む
これより後
その生き残りの話を元に記す
黒い闇が星を喰らいながら
近づくのが
ついにこの星に降りつ
我が星と同じく
緑にあふれていた大地は
一瞬にして真紅の荒野に変わり
生命が消え失せた
兄族の知恵は我が星と
兄星をつなぐこと星の瞬く間
その技を持ってしても
勇民倒れゆく
ついに星追われ
我が星に向かい逃ぐ
破滅覚悟しし時子星の光差す
闇雲その光嫌い
兄星の裂け目に逃ぐ
その期逃さず
身を捨て穴をふさぎ
その命白銀の栓となりて輝く
我らを母性に送り兄族旅立つ
その勇ここに記す――
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