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「兄星が火星、
我が星が地球なら
子星はなんだろう?
山崎、わかる?」
「いや、天文は専門外!」
「博士や玲子は?」
「うーん、火星に昔は
衛星があったとか?」
「ワシもそう思う、
しかしそうなると
絶望的ではないかね?」
完全に行き詰まってしまった
それでも何かするしかなかった
「火星の石ってどこへ行けば
みれます?」
「アメリカだ!」
「データ送って
もらうことできませんか?」
「それは承認を取るのに
かなり時間がかかる
直接行った方が早いね!」
「地球の危機だっていうのに…
まずいな…」
「さっきから何焦ってんの?」
玲子がのぞき込んできた
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