賭け

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月の石を調べてみると ほぼ同じ波形だった 「やったじゃないか!」 後から合流した 川島博士が言った 「で、これを  どうするのかね?」 そこが問題だった これを見つけてどうするのか 「どうしましょうか?」 苦笑いして言った 「あぁ…すまない。  しかし、状況を整理すると  伝説に出てくる『子星』  というのは  月というわけだね!」 「え?どうして?」 玲子が代表して聞いた 「マヤの立場で考えれば  月は地球の子じゃろ?  その上波形が  似ているという事は…  うん?よくわからん…」 少し笑いが生まれた が、僕はあながち 間違いではない気がした 「いや、たぶん  合ってますよ!  ここからはあくまでも  僕の推測ですが…  プラス同士の電気が  反発し合うように  あれは似た電磁波を発する  月を嫌ったんです!  3年前に僕がみた  あれの動きも  地球ではなく月に反応した  動きだったんですよ!」 「しかし~それなら何故  あれは地球へ向かってくる?  月に近付くことに  なるではないか!」 「さっきも言いましたが  石からでるものと  アレが出すものは波形が違う  火星の中にいて  少し耐性みたいなものが  できたんでしょうね」 「じゃあダメじゃないか!!」 「…一つ考えがあります!  それに  もうこれに賭けるしか  なさそうです…」 パソコンの画面を アレの調査をしているものに 切り替えた limit 24:00 あと、24時間しかなかった
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