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「はぁ‥‥はぁ‥‥」
家から駅まで、駅から学校まで計3キロほど走った。
「も‥‥無理‥‥‥」
学校はもう目の前に見えていた。
だがすでに私の体力は限界だった。
諦めかけたそのとき。
『キーンコーンカーンコーン』
ちょうどチャイムが鳴った。
「初日から遅刻とか‥‥最悪。」
高校生活3年間をやっていくなかで第一印象は大事だ。
初日で自分のポジションが決まったりもする。
「はあ‥‥。」
若干気落ちしながらも、私は入学式をやっていると思われる体育館へと向かった。
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