171人が本棚に入れています
本棚に追加
私たちはまだ肉体関係を持っていない
お互いの家に言ってもゲームしたり喋ったりするだけ
でもよく「理性が保てない」ってボソッと言っていた
和樹は多分我慢してくれている
私が了承するまで待ってくれている
「そろそろかな」
「えっ何が?」
声に出てしまったようだ
「何にもない何にもない!それより和樹は何処で待ってたの?」
今日はバスケ部は休みで私が部活終わるまで待っていてくれた
「教室で友達と喋ってた!」
一瞬、真顔になったがすぐに笑顔で答えた
「そう」
「うん」
ゆっくり歩いていたのに段々早歩きになっていて、あっと言う間に家に着いてしまった
「じゃあまた明日ね」
家に入ろうと和樹に背を向けた瞬間、手首を掴まれた
和樹の手は私の手首をガッチリ掴めた
「どうしたの?」
その言葉と同時に抱き締めれた
最初のコメントを投稿しよう!