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私たちはまだ肉体関係を持っていない お互いの家に言ってもゲームしたり喋ったりするだけ でもよく「理性が保てない」ってボソッと言っていた 和樹は多分我慢してくれている 私が了承するまで待ってくれている 「そろそろかな」 「えっ何が?」 声に出てしまったようだ 「何にもない何にもない!それより和樹は何処で待ってたの?」 今日はバスケ部は休みで私が部活終わるまで待っていてくれた 「教室で友達と喋ってた!」 一瞬、真顔になったがすぐに笑顔で答えた 「そう」 「うん」 ゆっくり歩いていたのに段々早歩きになっていて、あっと言う間に家に着いてしまった 「じゃあまた明日ね」 家に入ろうと和樹に背を向けた瞬間、手首を掴まれた 和樹の手は私の手首をガッチリ掴めた 「どうしたの?」 その言葉と同時に抱き締めれた
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