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ー平助 編ー
「珀月ちゃん、僕が剣の稽古で伸び悩んでいる時も、一緒に悩んでくれてさ。
最後はいつも2人で笑ってたんだ。
珀月ちゃんがいつも前向きに事を考えてくれるから。
それで僕も元気もらってさ。
・・・なのに、珀月ちゃんが一番辛い時、僕は一緒に居てあげる事も出来なかった。
どうすればいいのかもわからない。」
僕は本当にダメだな。
あんなに珀月ちゃんに元気をもらっておきながら、珀月ちゃんが辛い時、手を貸してやる事も出来ない。
いつも珀月ちゃん言ってたな。『明日笑えるように、今日を大切にしましょう』って。
僕に珀月ちゃんを笑わす事は出来るのかな?
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