隣に住む猫

3/3
前へ
/11ページ
次へ
《あの、ピアノっていう、黒い大きいやつって、音が鳴るんですよ☆》 ハピが、あまりにも真剣に言うから、ぼくは笑ってしまった。 《知ってる*》 それを、きいてハピは《えっ!それじゃ、あれが他の世界とつながってるってコトもですか?》 《何それ。?》 《あれ?知らないんですか。》そう言って、ハピがニヤニヤ笑った。 《わたしは目が見えないからできないんですけど、あれに映る、自分に‘ハッピー?’って言うと、向こうに行けるらしいです。ただ、黒猫じゃないとダメらしくて…。》 そして、さらにニヤッとして、ぼくをみた。 《ジジさん、やってみてくださいよ♪》 そう、それがきっかけで、ぼくは、ある冒険へでるんだ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加