田舎道
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『もしもし私ーミドリー』 携帯越しの呑気な声を、サトルは街灯もないあぜ道で聞いた。 「おう、どうした急に」 注意を携帯に傾け過ぎないように自転車を押す。うっかりするとぬかるみに足を突っ込んで、下ろしたばかりのコンバースが泥まみれになるからだ。 限定品だとかプレミアモデルだとか、とにかくPOPの大量についた靴を買ってもらうまでに、筆舌に尽くしがたい攻防が親と繰り広げられたのだから。
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